実験 / experiment_separation

遠心分離実験

高速回転によって密度差を強調し、懸濁液を沈殿と上澄みに分ける分離操作を学ぶ実験教材です。
実験教材
難易度:発展 目安:35分
# 実験 # 分離操作 # 遠心分離 # 沈殿 # 上澄み # 密度差 # 生化学

この教材で学ぶこと

到達目標

  • 遠心分離が密度差を利用した分離操作であることを説明できる
  • 沈殿と上澄みの違いを説明できる
  • 遠心機を使うときにバランスを取る理由を理解できる
  • ろ過との違いを説明できる

前提知識

  • 混合物の分離
  • 沈殿
  • 密度
  • ろ過
  • 懸濁液

図・写真

※スマホで画像が見づらい場合は、画像を拡大表示するか、別タブで開くと確認しやすいです。

STEP 1 実験用遠心機
実験室で使う遠心機の写真
遠心機は試料を高速回転させ、密度差によって成分を分ける装置である。
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Credit: Drugs Rehab Center Parus - Moscow / Wikimedia Commons License: CC BY 4.0 Source
STEP 2 遠心分離の流れ
懸濁液を遠心分離して沈殿と上澄みに分ける流れ
遠心分離では、重い粒子が沈殿として集まり、軽い成分は上澄みに残る。
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Credit: ChemStudy 自作図 License: Original

実験情報

目的

懸濁液を遠心分離し、沈殿と上澄みに分ける操作を理解する。

原理

遠心分離は、試料を高速回転させることで、密度の大きい粒子を外側または底部へ移動させる分離操作である。ろ過では分けにくい細かい粒子や、生物試料中の細胞・タンパク質・沈殿物などを分けるときに使われる。遠心後、下に集まった固体部分を沈殿またはペレット、上に残った液体部分を上澄みという。

器具

  • 遠心機
  • 遠心管
  • ピペット
  • ビーカー
  • 保護メガネ
  • 手袋

試薬

  • 懸濁液
  • 必要に応じて沈殿を含む試料

手順

  1. 保護メガネと手袋を着用する。
  2. 遠心管に試料を入れる。
  3. 向かい合う遠心管の質量をそろえる。
  4. 遠心機に遠心管を対称にセットする。
  5. ふたを閉め、設定した回転数と時間で遠心する。
  6. 完全に停止してからふたを開ける。
  7. 沈殿を乱さないように上澄みを静かに取り出す。
  8. 沈殿または上澄みを目的に応じて回収する。

観察結果

試料 結果
遠心前の懸濁液 粒子が液体中に分散している
遠心後 底部に沈殿、上部に上澄みができる
バランス不良 遠心機が振動し危険
上澄みを乱暴に取る 沈殿が再び混ざることがある

安全上の注意

  • 遠心管のバランスを必ず取る。
  • ふたを閉めてから回転させる。
  • 回転中にふたを開けない。
  • 完全に停止してから試料を取り出す。
  • 遠心管が割れた場合は指導者に知らせる。

廃液・廃棄

  • 試料の成分に応じて指定された廃液容器に入れる。
  • 生物試料を含む場合は専用の廃棄方法に従う。
  • 使用後の遠心管は洗浄または指定方法で廃棄する。

早覚え表

印刷・PDF保存・CSVダウンロードに対応しています。

遠心分離の基本

用語 意味 ポイント
遠心分離 高速回転で成分を分ける操作 密度差を利用
沈殿・ペレット 下に集まる固体部分 重い粒子が集まる
上澄み 上に残る液体部分 目的物がある場合もある
バランス 向かい合う管の質量をそろえること 安全上必須
ろ過との違い ろ紙で分けるか、回転で分けるか 微粒子では遠心が有効

覚え方・暗記ポイント

遠心分離は密度差を利用する。
下に集まる固体が沈殿・ペレット。
上に残る液体が上澄み。
遠心機は必ずバランスを取る。
回転中にふたを開けない。
ろ過しにくい細かい粒子の分離に使いやすい。
目次

1 遠心分離とは

遠心分離は、試料を高速で回転させることで、密度差を利用して成分を分ける操作です。
密度の大きい粒子は底部に集まり、液体部分は上澄みとして残ります。
生化学や分析化学では、細胞、沈殿、微粒子などを分ける操作としてよく使われます。
確認ポイント
  • 遠心分離の原理を説明できる
  • 沈殿と上澄みを区別できる
  • ろ過との違いを説明できる
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