実験 / experiment_inorganic

炎色反応の実験

金属イオンによって炎の色が変化する炎色反応について、目的、原理、器具、試薬、手順、観察結果、安全上の注意をまとめた実験教材です。
実験教材
難易度:基礎 目安:30分
# 実験 # 無機化学 # 炎色反応 # 金属イオン

この教材で学ぶこと

到達目標

  • 炎色反応の目的を説明できる
  • 金属イオンごとの炎の色を覚えられる
  • 実験手順と安全上の注意を説明できる

前提知識

  • アルカリ金属
  • アルカリ土類金属
  • 無機化学の沈殿色まとめ

図・写真

※スマホで画像が見づらい場合は、画像を拡大表示するか、別タブで開くと確認しやすいです。

STEP 1 比較写真
炎色反応によって色の異なる炎が並んでいる写真
炎色反応では、金属イオンの種類によって炎の色が変化する。この写真では、複数の金属塩による炎色の違いを比較できる。
ダウンロード
Credit: Hegelrast / Wikimedia Commons License: CC BY-SA 4.0 Source

実験情報

目的

金属イオンの種類によって炎の色が変化することを確認する。

原理

金属イオンが炎の熱で励起され、元の状態に戻るときに特有の光を出すため、炎の色が変化する。

器具

  • ガスバーナー
  • 白金線またはニクロム線
  • 時計皿
  • 保護メガネ

試薬

  • 塩化ナトリウム水溶液
  • 塩化カリウム水溶液
  • 塩化カルシウム水溶液
  • 塩化銅(II)水溶液
  • 希塩酸

手順

  1. 保護メガネを着用する。
  2. 白金線またはニクロム線を希塩酸で洗う。
  3. 炎に入れて、前の試料の色が残っていないことを確認する。
  4. 試料を線につける。
  5. 炎に入れて色を観察する。
  6. 試料を変えるたびに線を洗浄する。

観察結果

試料 結果
Li⁺ 赤色
Na⁺ 黄色
K⁺ 淡紫色
Ca²⁺ 橙赤色
Cu²⁺ 青緑色

安全上の注意

  • 炎を使うため、燃えやすいものを近くに置かない。
  • 保護メガネを着用する。
  • 試料や希塩酸を直接手で触らない。
  • においを直接かがない。

廃液・廃棄

  • 使用後の試料は先生や実験指導者の指示に従って処理する。
  • 金属塩を含む液体を勝手に流しに捨てない。

早覚え表

印刷・PDF保存・CSVダウンロードに対応しています。

炎色反応の色

金属イオン 炎の色 覚え方
Li⁺ 赤色 リチウムは赤
Na⁺ 黄色 ナトリウムは強い黄色
K⁺ 淡紫色 カリウムは紫
Ca²⁺ 橙赤色 カルシウムは橙赤
Cu²⁺ 青緑色 銅は青緑
目次

1 実験のポイント

炎色反応は、金属イオンの検出に使われる代表的な実験です。
金属イオンごとに炎の色が異なるため、観察結果から含まれる金属イオンを推定できます。
特にNa⁺の黄色、K⁺の淡紫色、Cu²⁺の青緑色はよく出題されます。
確認ポイント
  • 炎色反応の目的を説明できる
  • 代表的な金属イオンと炎の色を対応させられる
  • 炎を使う実験での安全注意を説明できる
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